注目の投稿

ブログ始めました

不定期ですが工房ふるかわやの日々の取り組み、櫛の豆知識、イベント情報などを発信していければと思ってます。

2018年9月30日日曜日

お六櫛の素材「みねばり材」

お六櫛の素材で欠かせない「みねばり材」
先日その仕入れに行ってきました。

「みねばり材」は別名「斧折樺(オノオレカンバ)」と呼ばれています。
名の由来は、硬すぎて斧が折れるという意味・・・そのままです。

水に沈むほど比重があり、山から張り出したように生息。そんな過酷な環境に生きるため年に0.2ミリほどしか太くならず、その成長はきわめてゆっくり。

それゆえ、ほかの木には見られないほど密度が高く緻密な細胞組織になります。

硬いだけでなく粘りがあり、狂いも出ないことから、お六櫛のような細かい歯の櫛の材としては最適と昔から愛されてきました。

今回仕入れた「みねばり材」も実に見事に目が詰まっていて、二寸厚に挽いた一枚の板ですら、一人では到底持ち上げれない重さです。

腰をやらないように二人がかりで丁寧に積み込み。

非常に美しい木目です。

この材料はすぐにお六櫛にならず、一旦倉庫でじっくり寝かせ乾燥させます。
最低10年以上。

櫛になるのはそのずっと先の話。

気の長い話ですが、ゆっくりと呼吸させながら自然乾燥した材料で当工房ではお六櫛を作り続けております。

もしかしたら、私の代では櫛にならないかもしれませんが、未来の後継者が困らないよう今のうちに仕入れておきます。

ずーっとそうやって歴史を後世に託し、紡いできた伝統工芸「お六櫛」。



本日もご先祖様が仕入れてくれていた「みねばり材」で櫛作り。


実に良い櫛ができました。




⇒⇒2018年イベント出展情報
⇒⇒工房ふるかわや公式ページ

0 件のコメント:

コメントを投稿